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まっしろ
目が覚めた
長い夢を見ていた気がする
前は夢の話を友達にしたりもしていたけれど
最近は夢の内容をうすらうすらでしか
よく覚えていない。だけど毎日目覚めてもいい夢を見たようなそんな感じはしない。
起きていたら全て忘れる程度の夢だ。
眠っている時間が唯一全てから逃げられる時間のはずなのに。
覚えている夢といえば、いつもあまり出てきてもいい気のしない人間ばかりでてくる。
結局夢の中でも現実に出てくる人間がでてくるから酷く疲れてしまっている。
いつも過去の人間。
その人間達からいつもいいようにはいつも思われてなくて
責め立てられたり、中学時代の最悪な学校生活に戻っていたり、なぜか高校時代のクラスメートが中学校の教室で一緒に授業をうけていたり、時空が歪んであべこべ。
そんな夢ばかりだ。
だから目が覚めたときに
小鳥のさえずりが聞こえてくると安心する。
現実世界は過ぎ去ったことは過ぎ去ったこととして扱える。
夢の中では
それができない。
休むことが出来たはずの夢の中でも「これは夢だ」と判断できなければ意味が無い。
考えていたことがごちゃ混ぜになって
時の人が私に向かって笑いかける。
もう私は目覚めたのだから関係ない。
ただの過去。
いやなことなんて考えない方がが
上手く生きていけるもの。
今は無理やりにでも軽い足取りのつもりで歩きたい。
空を飛んだり、雲に乗ったり、
お花畑の中で寝転んで太陽を浴びたり(汗をかくとか匂いとか日焼けすることなんて考えずに)
たくさん足が生えた猫がでてきたり
死んだおじいちゃんが私に向かって微笑んで褒めてくれたり、
そんな優しい夢をたまには見せてください。
「みらいちゃんが夏休み 大分に遊びに来ること楽しみに待ってます、馬車に乗ったり、お祭りで金魚すくいなどしましょうね」
2020/05/30(土)
14:18
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